2010年7月23日金曜日

判決=勝訴

平成22年7月22日 (東京地方裁判所)
サンラ・ワールド株式会社・江尻眞理子・増田俊男に対して損害賠償を求めていた判決が言い渡された。

出資法や旧証券取引法に違反すると認定した。

【原告の声】
二年間と一ヶ月の裁判期間大変でした。
当初は、裁判しても勝つ見込みがなく、あきらめていましたが、このままサンラ・ワールド社とそれに関連した輩を野放しにしても世の中の為にならないと思いました。しかし、私が裁くことも出来ないので裁判所で裁いてもらうことにしました。投資詐欺は、警察に捕まらないとその事実を公に認めさせることが難しく、被害者は泣き寝入りすることがほとんどだと思います。
被害にあってしまったら被害が拡大しないように声を上げることが必要だと思います。津田哲也さんの、ブログの記事を読まなければ泣き寝入りしてしまうところでしたが、裁判の切っ掛けを頂き感謝しています。

判決では、勝訴したのですが喜ぶ気持になれないです。
事の始まりは、本屋でF総合研究所・F幸雄氏の本を読んだことから始まりました。F総合研究所の創業者の親友であるとか、書籍を沢山出版している人だから信用してしまいました。コンサルタントとして他人へアドバイスを仕事としているし、さらに上場している会社の社長(当時)だから、まさか不誠実な商品や人を紹介するはずがないという思い込みが間違っていました。コンサルタントとは良心のフィルターを通して言葉にしているのではなく、お金をもらって誘導しているという簡単な事実を理解していればいいだけのことでした。メディアに多く露出していたり、過剰宣伝されているモノは怪しい事が多いと思います。有料の情報や書籍類にも注意が必要ですね。

これからますます巧妙に投資詐欺話が溢れるとおもいますが、当たり前の事を見抜く「眼力」や不安を感じたら、家族や親しい人に相談できる環境が大切だと思います。この投資関連に1300名の人が投資をしているそうですが、少しでもこの様な被害が少なくなることを祈るばかりです。