2010年3月20日土曜日

船井幸雄氏について

The Sun rises again (陽はまた昇る)

と言う題名で「時事直言」が発信されています。そのなかで、船井幸雄氏ついて書いてあるので、増田俊男と船井幸雄の関係について簡単に触れたいと思います。

増田俊男は、3月16日号の「時事直言」(No.581)のなかで、「これ(小冊子)を私の恩師、そして何時までもご迷惑ばかり掛け続けている船井幸雄先生に捧げようと思ったのであります」と書きました。

「恩師」と、増田俊男から祀り上げられた船井幸雄氏は「船井総合研究所」創業者で、日本を代表する著名な経営コンサルタントです。

また同時に、増田俊男を世に出した人物としても知られています。自分が主催したイベントに講師として招き、あるいは著書などで増田俊男を「親友」と紹介し、彼の慧眼を高く評価し、強力に推薦してきました。それによって増田俊男は、時事評論家や金融アナリストなどの肩書きで世に出ることができ、かつ、その後に200億円を超える資金を不正に集めた「増田ファンド」の信用の基礎を築くことができたのです。

事実、被害者の会の会員をはじめとする「サンラ商法」の被害者には、増田俊男を信用し、増田俊男の口車に乗せられて投資したきっかけが、「船井氏の推薦」だったという人が大半を占めます。

船井氏の言うことなら信用できる。情報の分析と判断を顧客へアドバイスすることを業とし、その道で一流とされる人物が推薦するのだから、増田俊男を信じても間違いないだろう、と思っていたようです。

その結果、増田俊男とサンラ・ワールドが、警視庁から強制捜査を受ける事件へと発展したのです。

船井氏が、増田俊男を推薦したのは、彼を世に売り出した初期の頃だけではありません。一昨年の1月に、読売新聞などが「サンラ商法」の問題を大々的に報道した以降も、ほとぼりが冷めた頃に、再び船井氏は増田俊男を持ち上げ、彼の不正ファンドを正当化する宣伝を始めたのです。

以前、被害者の方より、「船井幸雄氏が増田俊男の事を本に書いている」と投稿がありました。早速、その本を読んでみると、あまりにも無責任で酷い内容でした。これを真に受けて、さらに被害に遭う人がいるかもしれないので、一つの意見として発信したいと思います。

船井氏は、その本の中で「投資はそもそもリスクを伴うものであり、投資を勧めた人には責任はなく、投資をした人に責任がある」と言っています。これは、増田俊男を世に出し、不正ファンドの基礎を作ってしまったことの責任逃れのように思えます。

船井氏と増田俊男は親友同士。船井氏お得意の「波動」の共鳴とでもいうか、「同じ穴の狢」というか、お仲間であったということと捉えられるでしょう。

「これからは自己責任で生きてください」と本に書く前に、船井氏には「投資家を惑わせ、増田俊男を信じさせるようなことを言わないでもらいたかった」と言いたい!

過去に、「船井オープンワールド」で増田俊男が講演もしているのですが、船井関連での被害が少なくなることを祈るばかりです。

以下は、サンラ商法被害者連絡会に寄せられたメールです。

ーーーーーーーーーーーーーー
2008年12月11日発行(第1刷)でした。
以前買ってから捨てたので、また買うのも悔しいのでメモだけしてきました。
もし■■さんが手に入らない場合は買ってお送りします。

題: 2009年 資本主義大崩壊!

題の上に小さく「いよいよ断末魔の最終章が始まった」が付いています。

著者;船井幸雄、インタビュー櫻庭雅文

出版社;ダイヤモンド社、価格;1500円

増田俊男については次の章に書いてあります。
P214ー220
「これからの時代は本当の自己責任がポイントになる」

 増田の詭弁と同じように、「投資はそもそもリスクを伴うものであり、投資を勧めた人には責任はなく、投資をした人に責任がある。」「増田君は優秀な経済評論家であり、自分も彼の著書にあとがきを書いたりした。彼が推奨した投資先がうまくいかないからと言って、良くリスクを考慮しなかった投資家が軽率であり、投資はリスクを伴うという自己責任という考えが欠如している。」と書いています。

立ち読みで読み返しましたが、「あれ!これって、増田や佐藤弁護士の詭弁と同じじゃん!」と思いました。
 財務諸法、その他、投資家に説明、資料提示もせずに何が投資家の責任でしょうか?
詐欺師同士、擁護し合っているのかもしれません。

「サンラ商法調査室」被害者の会で、強制捜査が行われたことについて、公開質問状を出してみたいですね。

もうひとつ、この本の後半に、船井幸雄が三菱UFJ銀行から融資を断られた話がしつこく書かれています。
銀行を告発したいような雰囲気です。
融資を拒否された本当の理由は、増田の2008年1月以降の読売などの詐欺の記事と関係あるような気がするのですが。
   以上
           ■■■■